茨城大学理学部生物科学コース 中村麻子研究室(発がん制御研究室)

研究室について

概略図

私たちのDNAは太陽からの紫外線、宇宙からの宇宙放射線、たばこの煙、さらには、ウィルス感染などにより常日頃から損傷を受けています。また、細胞がエネルギー代謝をする際だったり、細胞分裂をする際だったり、避けては通れない細胞活動の結果としてもDNAは傷ついています。本来、このように発生するDNA損傷に対して細胞はそれを修復する機構をいくつも有しており傷が残らないようにしているのですが、大量のDNA損傷が発生し修復機構のキャパシティを超えてしまった場合にはDNA損傷は修復されず、細胞老化や炎症反応さらには発がんの原因となってしまいます。 私たちの研究室では、DNA損傷を可視化する技術を中心として、放射線誘発のDNA損傷がどのように細胞老化や炎症反応を引き起こし、最悪の場合がんを引き起こすのか、個体の老化がDNA損傷機構にどのような影響を与えるのか、さらにはDNA損傷修復機能解析する新しいシステムの開発研究などを行っています。


   麻子ラボFacebookはじめました。

お知らせ

2024/9/9
お知らせ;Publicationを更新しました。天然由来成分piceatannolの放射線防護効果に関する鈴木君(D2)の論文がacceptされました。
2024/5/5
お知らせ;2024年度麻子ラボメンバーに更新しました。
2019/11/19
ホームページを開設しました!

ご寄附のお願い

いつも茨城大学・麻子研の研究遂行に多大なご協力を賜りありがとうございます。 寄附
実は研究って、本当にお金がかかるものです(涙)。特に麻子研のようなライフサイエンスの世界では、試薬・機器などの値段は大変高額であり、麻子研にとって命綱でもあるγ-H2AXに対する抗体の価格は、なんと0.2ミリグラム(1グラム=1円玉の1/5000の重さ)で10万円近くします!継続的に研究を行っていくために、麻子研の研究サポーターになっていただき、是非、研究遂行のためにご寄附をお願いいたします。
茨城大学への寄附制度についてはこちらをご覧ください。
ご寄附のご相談は、直接中村麻子までメールをいただくか、本学の産学官連携機構にお尋ねください。ご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

茨城大学理工学研究科量子線科学専攻動画


環境放射線科学コースは全力で麻子ラボです!


麻子ラボM2来栖君をはじめラボメンバーが登場する茨城大学コミットメント動画



2017 Radiation Research Annual meetingの動画


ちゃっかりと麻子ラボメンバー(麻子、朽木、大泉)が登場してます